中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1721回
高木さんからのQ(質問):中国バッシングについて

マスコミに出ている経済の専門家の中には、
中国のことを悪く言う人たちが結構います。

バブルがいつか破裂する。
国として政策が急に変わるから投資はしない方がいい。
など経済成長が続き、
数年後には日本のGDPを抜く可能性もある伸張著しい国を
何故素直に認めないのか。

その見識を疑がわざるを得ない人たちに対し、
Qさんはどのようにお考えですか?


■QさんからのA(答え)

昔から「目くら千人、目あき千人」と言って、
先の見える人と見えない人が必ずいます。
日本にはそういう先の見えない人がたくさんいるだけのことで、
驚くことではございません。
そういう人たちは自分たちで現場を見て歩いていないだけでなく、
遠くから、しかも先入観をもって物を見ておりますから、
素直に物が見えないんじゃないかと思います。

私の場合は1年の半分以上
現地をずっと見てまわっておりますので、
いま何が起こっているか、
その人たちよりは遥かに正確に判断ができる立場にいます。
自信を持っている人が
自信を持っていない人を笑う必要はないんです。

人はそれぞれの物の考え方を基準にして対策をとりますので、
口で言っているだけの人は
どうせ自分で何もやっていないのですから
損をすることはなのかも知れませんが、
お金の儲かるチャンスは逃がすことになります。
もし、実際に仕事をやってお金を投じている人なら、
そういう人たちがいるおかげで
あなたのところにもチャンスがめぐって来ているのですから
いいじゃありませんか。


←前回記事へ

2007年5月18日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ