第1708回
■川辺さんからのＱ（質問）：海外への輸出が成功のカギ

毎日、おつかれさまです。
このＨＰに乗っている銘柄では、
東瑞製薬と常茂生物と東江環保を所有しています。
最近、気になることが２つあり、
教えていただきたいと思い質問しました。

１つめは、常茂生物が
有償増資をするとうわさが流れているのですが、
本当のことでしょうか？
２つ目は、東瑞製薬についてです。
40％の減益に驚いて、なれない英語の決算書を読んだのですが、
輸出、ジェネリック医薬品は順調に伸びているようでした。
しかし、売上高のそれぞれ１割程度を占めているに過ぎず、
まだ、国内の売り上げに頼っているようです。

自分は、海外への輸出が
この会社の成長のカギになるのではないかと思っているのですが、
先生は、どう思われますでしょうか？
やはり、国内市場の競争で勝てないようでは、
海外でもうまくいかないものでしょうか？
お答えいただけると幸いです。

■ＱさんからのＡ（答え）

お持ちになっている株はいずれも次の時代の株だと思います。
その中で東瑞製薬の株だけが少し伸びが悪いと思います。
その理由は中国国内における薬の値段を
政府がいま一生懸命押さえ込んでいるからです。

山東羅欣の場合は、トップが薬のセールスマンあがりで
国内における販売網がしっかりしているので
めげずに売り上げを伸ばしています。
東瑞は香港に本社があって、蘇州の工場は大変立派なものですが、
国内の売り上げが思うように伸びないので
何とかしてアメリカで売ろうと考えているようです。
アメリカの売値は東瑞が売っている物の10倍だそうですから、
そこへうまく売り込めれば業績がよくなるんですけど、
目標を達するにはまだ少しの時間がかかるようです。

会社そのものはかなりきちんとしており、
報告書もきちんとしております。
どう対応するかはご自分で決めて下さい。