中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1658回
かんきょうさんからのQ(質問):飲食業への投資

いつも大変興味深く読ませていただいております。
小生、この2年余りの間に11回ほど北京を訪れており、
日本料理を食べに行ったり、お酒を飲んだりします。
そうこうしているうちに
日本料理などを経営している集団の総経理と
親しくなってきたのですが、
今般、今まで口数限定で投資して貰ってきたが、
その中で1口空きができたので投資しないか
との話が持ちかけられました。

この集団の店舗は、平日、休日を問わずいつも満員で、
内装の保全などかなり細かく目が行き届いており、
素人目にはかなり健全経営に見て取ることができます。

このような飲食・サービス業への投資は、
邱先生はどのようにお考えでしょう。


■QさんからのA(答え)

経済が発展すると真っ先に商売が影響を受けます。
日本でも昭和35年のころに経済が発展し始めたら、
何が一番増えたかというと食べ物屋さんでした。
バーとかクラブとかを含めて、
口をパクパクさせる商売が一番増えたんです。

いまの中国もそういうところにさしかかっています。
その中に割り込んで
日本料理屋でうまくいってる人ももちろんあると思います。
そこの株を買ったものかどうかといった場合、
上場会社だったら売り買いが出来ますから判断がしやすいけれども
株主の誰かと入れ替わるといった話は、
あなたが自分で判断することです。

人のお金を集めてやる仕事の中には落とし穴がたくさんあります。
いい話を持ってきてくれると思う方が間違いで、
「難しい話ですけど手伝ってくれますか」
という話ならわかります。
「必ず儲かります」なんていう話でしたら
乗らない方がいいと思います。
どちらにしても最終的にはご自分で判断して下さい。


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2007年3月16日(金)

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