中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1652回
ガンジーさんからのQ(質問):医療サービス産業の発展性について

私達にいつも分りやすく貴重な情報をご提供いただき
有難うございます。
9時になるのが待ち遠しくPCを開いています。

人は長生きしたいから薬を飲むだろうし、
病気になりたくないから医療を受けると思います。
中国人は本土で医療を受けるより、
香港に来て医療を受ける人が増えていると聞いています。
最近、タウンヘルス社(康健国際、コード:8138)と
ホンコン・ヘルス・チェック(香港体検、コード:0397)
と言った企業が上場しました。

この企業も含めて、中国の医療サービス産業の発展性について
ご教授頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

私が自分の文章の中で健康産業という言葉を使ったのは、
もう40何年も前です。
その頃は日本が豊かになったら
おそらく女の人が子供を生むのを嫌がるようになるだろうし、
それから金持ちになった分だけ
健康に気をつけるようになるから長生きをする。
そうすると日本国中年寄りの国になってしまう。
したがって健康のために税金を使う時代になるから
健康に関連した商売が流行る時代がきますね、と考えたんです。

いまの日本を見ると、デパートに行っても健康食品だらけ、
新聞広告を見ても脅かし半分の健康食品の広告ばかりです。
中国の場合はまだやっとはじまったばかりということで、
それが産業界の中で大きな地位を占めるのは早すぎると思います。
むしろ医療と薬が大問題でしょう。
香港まで治療に行く人のことよりも、
中国で病気になる人のことを優先的に考えて下さい。


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2007年3月10日(土)

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