■QさんからのA(答え)
建設ブームで一頃はセメントが値上がりをして
どのセメント会社も景気がよかったことがあります。
その後、石炭が高くなったり電力が高くなったりして、
コストが上がって
セメントの値段の方が逆に下がるということが起って、
この1年以上セメント業界は不景気が続いております。
もちろん建設は今後もだんだんふえる方向ですから、
それでおしまいというわけじゃありません。
既に回復の兆しが見えてきておりますけれども、
株価の方はそんなに急激に上昇するということでなくて、
少しずつ回復すると見てよいでしょう。
またセメントを使ってコンクリート製品をつくる仕事も
当然ふえて行く方向にあります。
電信柱もあれば、護岸工事に使うコンクリート製品もあります。
でもそういう仕事に日本人が割り込むのは
かなり難しいでしょうね。
中国人が簡単にやれそうな仕事は
すぐに過当競争におちいると見ていいと思います。
外貨だって日本を抜いてふえているんですから、
一番大切なのは技術であって、資本ではありません。
日本の持っている技術で中国にない物があったら
それを売り込むことは考えられると思います。
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