第1490回
■shanyangさんからのＱ（質問）：銀行株の変動

いつも楽しく読ませてもらっております。
先日、北京へ行った際に三全公萬へ
幻の化粧水を求めに行って参りました。
あいにく売り切れでしたが、
初めて三全公萬を拝見し大変感激いたしました。
ところで、Ｑさんのコラムを読み始めてから中国株に興味を持ち、
上場して間もない中国銀行の株を買いました。
ところが、下がるでも上がるでもない株価の変動に
ヤキモキしております。

ある程度上がれば、年内に処理して、
来年は環境株へ買い換えたいと思ってるのですが、
Ｑさんは、今後、中国銀行を含め
銀行株がどのように変動するとお考えでしょうか。
ご意見頂けたら幸いです。

■ＱさんからのＡ（答え）

銀行株については、すでにたびたびお話してきましたけど、
中国の銀行株は
かつては国の言いなりに融資をしなきゃいけなかったので、
業績の悪い国営事業に、
政府からあそこにお金を出してやれと言われて断れなくて、
そのために不良債権がたくさん出来たことがございます。
それを一ぺんきれいに洗い落として、
香港に上場したのがいくつかあって、
その中で一番大きいのが中国銀行です。

しかし銀行株は安全ではあるけども、
利益はまだそんなに出ていませんから配当も少ないし、
その割に株価が高いし、スケールが大き過ぎて
そう簡単には動けないということで、
当分の間横這いが続くと見ています。
したがって株をジッと持っているということは、
一緒になってガマンをするということです。
ガマンの出来ない人は
さっさと株を売って動くことを考えたらどうでしょうか。