中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1465回
よっさんさんからのQ(質問):中意控股について

邱先生のご著書『いちばん賢い中国株』の巻頭インタビューに、
「マイカーやマイホームに関連した企業も
成長することになります。
…さらに、マイホームに入れる家電や家具の需要が増えてきます。」
とあります。

これをヒントに私は穴の銘柄が無いかどうかを探した結果、
中国で高級家具を製造・販売している中意控股(1198)が見つかり、
ためらわずこの会社の株を買うことにしました。
しかし、この会社の2005年12月期決算は、
いままでの成長トレンドとは打って変わって
減益・減配となったせいか、株価がどんどん下がりはじめ、
今では「ほんとうに大丈夫か」と心配するくらいまで下がっています。
私は、邱先生がおっしゃている
「家具の需要が増える」との予測を信じ、
現状の安値でもぽつぽつ難平買いをしています。

私の認識では、
邱先生は中意控股の名前を挙げて推奨はしていないと思いますが、
この銘柄の将来性についてはいかがお考えでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。


■QさんからのA(答え)

経済がよくなってくれば、
自動車の修理をする仕事も
家の中に入れる家財道具の類も増えるということは常識です。
その中の家具のところを一生懸命ほじくって
私も知らないような会社の株をお買いになって
結果があまりよくないようですけど、
中国の家具会社のものすごい競争をご覧になったら、
たぶん家具の株は買う気が起こらなかったと思います。

したがってお買いになった家具の会社の業績が
思うようにならないことは当然考えられることの一つです。
今後といえども、そういう競争ばかり激しくて
ものすごい勢いで業績の上がる可能性のない仕事の株は
あきらめる方がいいんじゃないかと思います。
なるべく人の気が付かないところに目をつける
というのがあなたの狙いだと思いますが、
もう少しオーソドックスな考え方で株を買って下さい。


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2006年9月4日(月)

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