中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1387回
プーさんからのQ(質問):中国でのレンタカービジネス

毎日欠かさず貴重なご意見をいただき、大変感謝しています。
私は、以前スリランカに
3ヶ月住んでいたときに感じたことですが
乗り物、特に自家用車に対する興味の度合いが
とても強いことに驚きました。
中国には、いまだ行ったことがありませんが、
多分邱先生の仰るとおり、
マイカーブームは必ずくると信じています。

私が購入した株式の中で
GA控股というシンガポール資本の会社があります。
この会社は高級車の販売、
ハーツと連携したレンタカービジネスを手がけているようです。
レンタカービジネスを手がけられるくらいであれば、
車の修理に関する技術も向上するであろうし、
そういった業者との提携もより密になると考え
この会社の株式購入を考えました。
先生の見通しをお聞かせください。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

中国の車がどういう方向に動くかというのは、
かって日本で若い人たちが
車に対してどう考えたかというのと、よく似ていると思います。
したがって似たようなことが起りますけども、
例えば今の段階ですと、
どこの会社が日本におけるトヨタとホンダになるか、
まだ見えてこないんです。
そのために私は、
そこよりも自動車の修理をしたりする仕事の方が、
いいじゃないかと言ってきました。
実はレンタカー屋と、
自動車を修理するオートバックスのようなチェーン店は、
同じ自動車の仕事でも少し違うと思います。
レンタカーをやってる会社が
修理ができるわけじゃございませんで、
むしろ修理をしてくれる人を
探がしているのではないでしょうか。

私の方はそういうところで働く人を教育する
自動車修理学校をやるプランをすすめています。
別にお金が儲かるビジネスじゃありません。
社会が必要としているものを作れば、
まあ何とかやって行けるんじゃないか
と考えてやるビジネスです。
ところで、あなたのおっしゃる会社はどういう会社か、
私にはよく分かりません。
発想としては世の中が必要としているもので、
不足がちなのはどこかを探すことが大切だと思います。


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2006年6月18日(日)

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