■QさんからのA(答え)
今年はご存知のように
中国の政府でも内需に力を入れるようになりましたので、
おそらく国内消費を心がける商売は繁盛すると思います。
その分競争も激しくなるわけですから、
業績が上がるのは大変です。
殊に物が売れるようになると原料が高くなりますので、
原料高の製品安という動きに悩まされます。
したがってそう簡単にこの株がいいとは言えません。
ただことしはどこの会社もそれなりに業績を上げるでしょう。
そのためにはみんな銀行から金を借りて仕事を拡げようとします。
ですから平均してどの会社からも
儲けの一部分をもらっているのは
金を貸している銀行ということになります。
今年のように産業界を引っ張っていく機関車のいない時は
銀行と保険会社のような会社が一番金を儲けるだろうと見て、
年のはじめから株を買うんだったら
銀行と保険会社がいいですね、と言う続けております。
資金の全部をそこに集中してももちろんかまわないんですけど、
クイズを当てる気持の強い人は
それだけでは満足できませんので、
金融関係の株を半分としたら、
あとは内需の中で一番大きいのはマイホームとマイカーですから、
殊に若い人は家よりも車の方を優先させますから、
車に陽が当るということが考えられます。
この2年間車の仕事をやっている所は
値引き競争で業績が悪くなって
株価も半分に下がってしまっています。
それが戻る所にさしかかっていますから、
自動車株に神経を光らせて下さい。
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