■QさんからのA(答え)
孫子は今日では中国の古典になっております。
私も何回か読みましたけど、
みんなの心に残る言葉は、
一つは「敵を知り己を知れば百戦危うからず」、
何よりも敵も己も知っていることが大切という言葉です。
それから「一番いい作戦は戦わずして勝つことだ」
と言っておりますけど、
これは今日と言えども商売にも通用する言葉だと思います。
ただ孫子は兵法を中心としてものを考えていましたが、
国が豊かになることを心がけたのは
范蠡という今日お金儲けの神様と崇められている人です。
この人は戦争で勝つことも大切だが
その国の人たちの経済が栄えることが
もっと大切だということを頭に入れておりましたので、
どちらが上かということになりますと、
私は范蠡の方に軍配をあげます。
|