第1341回
チャントさんからのQ(質問):上海への西洋服飾ブランドの進出

上海への西洋服飾ブランドの進出についての解釈でお伺いします。
年末年始に15年ぶりに上海に個人自由旅行に行ってきました。
想像どおりの発展でした。
西洋服飾ブランドが相当数進出していて驚きました。
杭州、寧波、温州にも行ってみたのですが
数ブランドあり驚きました。
(先生の情報に刺激されて温州ではジーンズ購入しました、
温州については日本のガイドブック記載が一切ないので
旅慣れしていないと難しいです)

しかも、同一ブランドが複数箇所に店舗を出していて、
これまた驚きでした。
しかし、年始のバーゲン開始したばかりでも客数はまばらでした。
例えばフェレの背広は
日本で正規値段で30万円程度のものが
上海では正規値段20万円程度ですから
日本人にとってはもちろん安いのですが、
上海では一部の事業成功者しか購入できないでしょう。
服飾ブランドの上海への進出は
不動産投資の意味合いが強いのではと感じましたが、
店舗の開業費用や運営費用の事情が
私には不明ですので確信を持てないです。
この過剰ともいえる進出実態について、
先生でしたらどう解釈なさいますか?


■QさんからのA(答え)

中国はこれから、
世界で最大の消費市場になります。
当然、中国人による消費が毎年毎年、もの凄い勢いで増えます。
その中には女の人の服装や化粧品もあります。
この国でも男の方は後回しなんですけれども、
男だってキレイな服に変わりつつあります。
その点日本人が、少し早く金持ちになりましたから、
中国人よりは日本の方が先を進んでると思います。
でもすぐ追いつかれる可能性もあるんです。

中国では新しい成金がたくさん誕生しております。
全体からみたらほんの一握りですけど、
なにしろ千人に一人金持ちになっても
130万人おりますので、
そういう人たちがものを買ってくれれば、
身分不相応なブランド商品だって
ちゃんと商売として成り立ちます。
今は、上海を中心に北京でも広州でも
どんどん有名ブランドのお店ができております。
あなたは見に行って驚いたかもしれませんけれども、
もっと驚く事がこれから起ると考えてよろしいでしょう。
それにうまく乗る事ももちろん可能です。

しかし、中国の人の商売の売り方や
中国人の性質というものをよく理解して、
それにうまくあったやり方をしないと成功できません。
商才にたけた人たちと生命賭けの競争をするのですから。


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