第1309回
■フーフー岡村さんからのQ(質問):中国の不動産は暴落?

尊敬するQ先生、
いつもHPを読ませていただきありがとうございます。
さて、Q先生の次に尊敬する投資家、ジムロジャース氏曰く、
「中国の不動産はこの先暴落することがあるだろう。
投資を考えている人は、暴落で下げてから買うとよい」
とのことでした。
私は不動産を買うつもりはないのですが、
万科企業の株を持っています。
やっと株価が2倍になったところです。
どんどん株価が上がるので手放したくはありませんが、
一方では、不動産が暴落すれば
万科企業の株価も暴落するのでは、と思うと悩んでしまいます。

多少の株価の下げなど気にせず、
ずーっと持ち続けていればいいのでしょうか?
それともQ先生がよくおっしゃるように、
2倍になったら半分売っておけばいいでしょうか?
それとも、全部売り払って、
他の成長株に投資すべき時期でしょうか?

因みに、私の住むバンコクの不動産価格もかなり上がっており、
つれて賃貸料も上昇しています。
零細も大手も、小売業者はテナント料の高騰に苦しんでおり、
撤退を考えている業者も多いようです。
中国も同じような状況でしょうか?
また、かつての日本もそうだったのでしょうか?
ご指南のほど、よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

ジム・ロジャース先生がどんなことを言ったか
私はわかりませんけど、
別に中国でなくても、
不動産は暴落したときに買うのがいいに決まってます。
中国だけの問題ではありません。

それから中国は不動産の暴落がないというのもおかしい話で、
暴落するのはごく当たり前のことです。
むしろ必ず暴落がありますから、
それに対応することのヘタな人と
自分は運の悪い人だと思っている人は、
不動産に近づかないことです。
ところであなたが選んだ万科企業は、
中国の不動産株の中で、本土の人がやっている会社の中では、
一番いい会社に属します。
業績もいいし株価も上がるし、配当金と株配があって、
権利落ち後は一時安くなっても、また高くなる
というのを繰り返しております。
ですから、何も心配することはないんじゃないでしょうか。
あちらこちら目移りしない方がいいと思います。

私もバンコクの不動産の動きには関心を持っています。
不動産が高くなるか安くなるかというのは、
その土地の経済が発展するかどうかということと
密接にかかわっています。
不動産を持っている人は当然家賃のことも気になります。
株の場合は株価だけ考えればいいわけですから、
あなたのように心配性の人は、
株で持っている方が
心配が少なくてよろしいんじゃないでしょうか。


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