第1304回
■ういひょさんからのQ(質問):子供へのお金の教育

前略 邱先生。はじめまして。
小生、韓国系の在日三世で四国で生まれました。
祖父世代が渡日してきて今の私がいます。
日本の高専で機械の勉強をしましたが、
(おもしろくない教授の講義中は
邱先生の本をよく読ませて頂いておりましたが...)
全く違う仕事ばかりをし、現在、広告関係の仕事で自営しております。

ご多分に漏れず、私も当時の時代がら
大変な苦労したであろう祖父、祖母に
ぬくぬくと甘やかされ育てられました。
2年程前に経済的に個人として破産しましたが、
現在も自分の周りの方々に支えられて、
法人として営業させて頂いております。
当然の思いとして、自分の子供、姪甥など身内に対しては、
自分と同じような経験、苦労をさせたくないので
お小遣いなどをせがまれても、
逆に「わしが欲しいわ」とやり過ごしています。
ただ、それが本当にその子達のこれからの狭義の経済的人格形成
また、世界経済的な主観に合致していくのかが少し不安です。

小生いまだお金の持つ力の本質が
自分なりに解っていないと思っておりますので、
ぜひ邱先生の「しゃしゃら孫」様に対しての思いを
お教えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

私は台湾の生まれですけど、
韓国の人と同じように、
戦前は人種差別の対象になったことがございます。
そうした中で苦労して日本で財産を作り、
ちゃんと暮らして行けるようになるためには
並大抵以上の努力が必要だったと思います。

日本に育った子供の方は、
生活が楽になってから育っていますから、
お父さんやおじいさんたちのそうした苦労を見ておりません。
したがってあなたのようにチャランポランな生き方をする人が
育ってしまったのです。
うまくいかないのは、
やはり自分がそういう苦労をしていないことと関係があります。

ならどうすればいいかと聞かれても、もう間に合いません。
せめて子供たちがそうならないように
子供たちを厳しい環境におく必要がありますが、
あなたの場合、反面教師になるぐらいのことしか、
出来ないんじゃないでしょうか。


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