■QさんからのA(答え)
日本の国で経済の成長が続いた30年の間に
誰が一番金持ちになったかというと、
一番成長する会社の社長をやっていて、
下がった時も売るに売れずにジッと持ちこたえて、
株価があがるのを待ったその会社の社長さんが
一番の金持ちになったんです。
売ったり買ったりした人は
儲かったと思って売ったらその上もっと高くなって、
損した気持ちの方が大きくなる経験をしている筈です。
そういう人は決して金持ちにはなっていません。
株を持つ人は一番金持ちになった人の
真似をするのがよろしいんでありまして、
売った買ったをやって、
いつまでも株式市場でワイワイ言っている人の
真似をしても仕方がありません。
あなたがおっしゃるようなことは
きわめて初歩的なことです。
初めはついそういう具合に考えがちですけども、
株価というのは成長する会社が一番上がるんです。
ですから成長する会社の株を買って、
倍になった時に
いつまでもこの会社に捕らわれていたくない、
というなら半分売って元手をとりかえして
またそのお金で同じことを繰り返せばいいんです。
最近はインターネットが発達したおかげで、
今日買って明日売る、
という短期売買をしている人が多いと聞きますけども、
値上がりが続いている時は
儲かったという気持ちになりますけど、
どこかでドスンと下がることが必ずありますので、
その時には文無しになった経験をすることになります。
株で儲けたお金はいつまでも
自分のポケットにあると思わない方がいいと思います。
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