第1284回
■団扇さんからのQ(質問):原油価格をどう見たら

Q先生お元気でしょうか?
手帳は会社で使用しております。
また、わからない事に直面してしまいました。

おもちゃの徳林国際、アンドレジュース、南山電力
の3社なのですが、いずれも2割ほどマイナスしております。
それぞれ異業種ですが、化学製品、肥料、
原料としての石油と原油高による悪影響を受けているようです。
原油安の日が来る時の為にこのまま保有しようと思うのですが、
原油価格をどう見たらいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
この3つは損切りができませんでした。


■QさんからのA(答え)

石油が産業界全体に大きな影響を与えるということは、
私の頭にもありまして、
みんながまだイラクの戦争に気を取られている時に、
「これは石油が上がる前兆ですね」
と石油価格が50ドルになる予想をしたことがございます。
その時はみんな疑いの目で見たんですけど、
実際に50ドルを突破すると
次は100ドルになるぞという話が
新聞を賑わすようになりました。
すぐに100ドルになるかどうかはわかりませんが、
少なくとも今の石油の値段から
大きく下がることはないと思います。

というのは、世界中で、殊に中国とインドで
ものすごく自動車が増えているんです。
石油に対する需要が増えても減ることはなくて、
資源の不足が恒常化するのが当たり前という時代に
入ると思うんです。
ですからエネルギーの影響を大きく受ける商売のところは
みな悪戦苦闘することになると思います。
もちろん電力もその影響を受けますけど、
電力の場合はまだ石炭を使っている所もあって、
石炭価格の影響も受けますので、
万年電力不足にも関わらず利益は減るということが続きます。
株価も当然その影響を受けます。

あと二つの内、おもちゃをやっている所も
多少は影響があるでしょうけど、
ジュースはそれほど影響はないんじゃないかと思います。
株価が安くなるのは、それぞれの理由がありまして、
株をやる人がいちいちそこまで氣に病んでいたら大へんです。
どんな目にあっても一喜一憂しないで、
辛抱できるものは辛抱して、
できないものは諦めて他の株に替わるというのが、
株のやり方です。


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