■QさんからのA(答え)
私が経済のことに首を突っ込んだのは、
昭和30年代の半ば頃でありまして、
その頃から日本で
所得倍増論だとか高度成長だとかが始まったんです。
高度成長が進むとインフレになりました。
土地の値上がりは物価の値上がりよりまだ激しかったので、
お金を貯めてから家を建てたんじゃ間に合わない、
先に借金をして先ず土地を買っておいた方がいい、
そう考えて、「借金学入門」という本まで
書いたことがあります。
但し、そういう時代は
銀行がそんなに簡単にはお金を貸してくれませんので、
銀行との付き合いがよくないとダメなんです。
私は頭を下げてお金を借りることに抵抗がありましたから、
そんなにお金は借りられませんでしたが、
もし、その通りにやれたら、おそらく今の100倍くらいは
お金持ちになっていたでしょうね。
でも次にバブルがはじけるということが起りましたから、
また元の木阿弥に戻っていたと思います。
借金をしてお金を増やすことについての本を読みたい
とおっしゃいますけど、
いま読んでもあまり役にも立ちません。
いまはそんな時代じゃないんです。
過去からの経済の動きや
その経過を知りたということでしたら、
私のホームページの中にも
私の昔の本のリストが載っておりますから、
その中からピックアップしてお読みになれば、
その経過は大体わかるんじゃないかと思います。
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