■QさんからのA(答え)
私は40年ほど前に日本の年金制度を見て、
これは自分が納めたお金を
利息をつけて返してくれる制度じゃなくて、
自分が納めたお金を
その時に年金をもらう資格のある人がもらう制度だから、
自分たちが年金をもらう頃になったら、
払う人よりもらう人の方が多くなって
払ってもらえなくなるんじゃないかと
新聞にも書いたのです。
私は自分の考えたことに忠実に従う方ですから、
その時家内と二人、年金に入らなかったんです。
でもその頃、そんなことをしても
誰も信用してくれませんでした。
最近政治問題になって、
やっとわかってもらえるようになりました。
でも家の奥さんは「あなたはバカですね」と言うんです。
どうしてと聞くと、
「私達が年取った時はまだもらえるんですよ。
この次もらう人たちがもらえなくなるのに
あなたはせっかちすぎますよ。」
と笑われてしまいました。
この問題が深刻化するのはこれからですね。
では、いまからはどうすればいいかということになりますが、
年金を当てにしないでもちゃんと生きていけるような
対策をとることが一番だと思います。
年金制度はもともと
年をとって生活能力のない人のためにあるものですから
能力のない人にとってはありがたい存在だけど、
少しでも自信のある人は
そういうものに頼らないのがよろしいんじゃないですか。
おそらく今後も税金は増える一方です。
デンマークなどは消費税が25%になってしまいました。
いまに日本も、物を買ったら4分の1が税金
という時代にやがて入るでしょう。
気の効いた人は物を買う時は
税金のかからない所へ行って買おう、
お金を持っている人は
税金のかからない所へ持っていってお金を預けよう、
ということになるでしょうね。
それを先取りして、香港がいち早く
相続税も贈与税もない地域になりましたけど、
これも人間の智恵比べでしょう。
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