■QさんからのA(答え)
一国両制という考え方があって、
ケ小平が50年は香港をこのままの形にしようと言って、
香港のお札も社会制度も中国とは違ったまま受け入れました。
為替レートも香港ドル1ドルが
人民元で1.05ドルとか1.06ドルで今日に至っています。
ですから私は人民元の引き上げをやるとして
中国は恐る恐るやるのですから、
一番初めは香港ドルと同じくらいにするんじゃないか
と言ったことがあります。
実際にはそれよりもっと少ない、わずか2%からスタートしました。
それが今後どうなるかというのはまだ何とも言えないんですけども、
いまの所はペッグ制といって
ドルに釘付けにした形が続いています。
ものすごい黒字になったら
いつまでもペッグ制というわけにも行かないでしょうから、
いずれ人民元の切り上げはあると考えてよいでしょう、
その次香港ドルを一緒にするかどうかは全く予想がつきません。
一緒に浮動性にする可能性もありますけど、
考え方としてむしろ香港ドルの方は米ドルに釘付けにして、
人民元の方は自由に動かすということも考えられます。
どちらに落ち着くかによって
香港ドルで持っている財産に
変化が起ることもないとは言えません。
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