■QさんからのA(答え)
人間に病気があるように、
鶏にでも豚でも牛でも皆病気があるんです。
それを食べたら人間に移るのと移らないのとあります。
最近は皆豊かになってたくさん食べるようになったから、
動物の病気が人間に移るチャンスも増えたということでしょうね。
鳥インフルエンザで儲かる商売は何かということになりますと、
例えばこの前SARSの時は
漢方薬の中で何が効くというデマが飛んで、
そのクスリがものすごく売れまして、
漢方薬屋さんで大儲けした会社があります。
効かなくても売れれば儲かるわけですから、
どんなきっかけでもいい、売れさえすればいいんです。
効く薬は一ぺん飲めば治っちゃうんですから
儲かっているヒマはありません。
戦前、梅毒の薬が新聞の広告にいっぱいありました。
どうしてかというと、効かないからなんです。
今だったら風邪薬の広告が多いようですが、
あれは効かないということを広告しているようなものですね。
注射針を作っている中国の会社はどうかというご質問ですが、
注射針を作る会社は幾らでもあります。
クスリは九層倍と言いますが、
注射針に九層倍というのはありませんから、
取り立てて成長株ということでもないでしょう。
ついでに申せば、中国には武田やエーザイのような製薬会社は
まだ現われていませんね。
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