■QさんからのA(答え)
ダメになったものが、また必ず息を吹き返すということは
必ずあるものです。
殊に株なんか、アメリカだって
今までに何回も「株は死んだ」と言われてきました。
でも死んだと思ったとたんにまた息を吹き返す、
ということの繰り返しが続いています。
そういう意味では89年から16年経って、
日本の株がやっと息を吹き返したと考えても不思議ではありません。
ただし、今と高度成長期では経済の背景が違います。
今は戻り足になったと言っても、
底を打って戻り、という感じであって、
それも大抵は倹約をしてコストを下げて、
人を減らし、借金を減らし、冗費を減らして、
やっと少し息がつけるようになったということだけのことです。
そういうところへ、石油の値上がりによって金持ちになった国が
お金を持ってドッと押しかけてきたと思って下さい。
アメリカが一生懸命お札を印刷して、
そのお金が世界中に溢れて、
それが中国にも向えば、日本にも向って動きます。
そのおかげで長い間眠っていた日本の株式市場も
ある程度息を吹き返しますけど、
それがどのくらい続くかというのは、
我々の過去の固定観念で判断すると間違えることが起ります。
日本国内における消費市場が復活していませんが、
中国に世界最大の消費市場が出現するので
それが世界にどんな影響を与えるかが見ものです。
私自身は日本で売りそこなった株を売って、
世界で高成長の続く株式市場に動く
いいチャンスだと思っています。
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