第1173回 ■服部さんからのQ(質問):株価が利益を反映していない
先月、4日間の日程で上海などをみてきました。 邱先生のお話している中国の変化を 肌で感じることができました。
先日、邱先生は、不動産株の越秀投資、新世界中国の高騰を 予見なさっていましたが、湯臣集団はどうですか? 湯臣集団の半期の利益は前年同期に比べると 数倍以上になっていますが、 株価は、その実態を表していないように思えます。 変な増資をした新世界中国より、魅力的に見えるのですが?
■QさんからのA(答え)
トムソンの会社は上海を中心とした不動産投資の会社でありまして、 上海で有名なゴルフ場も持っております。 この会社の株価があまりパッとしなかったのは、 私の見るところでは ここの会社と天安中国という会社は 上に立つ人が事業で儲ける以外に 自分の会社の株でも儲けたいという気持ちを 持っているからじゃないかと思ってきました。
そのトムソンの社長さんはまだ若かったんですけど 亡くなってしまいました。 亡くなった途端に株価が上がったのは、 あまり名誉なことではありません。 この間10%の配当をしましたが、 今期は上半期だけで去年の5倍も儲けが出ています。 下半期がどうなるかにもよりますけど、 不動産会社の中でもかなり業績がいい形になるんじゃないか と見ています。 ですから上半期の業績が発表になってから、 買い増しもしております。