第1161回
■トボさんからのＱ（質問）：株数が多いから安い？

ハイQ、楽しみにしています。
先生、できる限り長生きして下さいね。
お金、人生、仕事と
本当に先生から多くの事を学ばして貰っています。

やはり影響を受けて始めた中国株ですが、
立派な会社の株が数十円もだせば買えるので
日本人から見ると大変安いのは解るのですが、
発行済み株式数が数十億株がざらで、
あそこまで発行すれば、
日本株でもみな数円から数十円になるんではないかなー
と考えてします。

先生がよく言われるパイの大きくなる場所で分け前を頂く、
が納得できるので、
資産の半分強まで中国株につぎ込んでいますし、
今後も中国内需向けやエネルギー関連に
さらに投資していくつもりですが、
まだ安いこれからだと言われる中国株ですが、
先生どうでしょうか？

■ＱさんからのＡ（答え）

中国の株は何十億株あるといいますけど、
それは石油会社のような
大規模な会社について言えることでありまして、
上場会社と言っても小さな会社から大きい会社まで色々あります。
株数が多い場合は、
いくら安くてもあなたの力ではテコでも動きません。
反対に小さな会社だったら
少しの人が動かしても動くという違いはあります。

しかし、株にいくらの値がつくかということは
大きな資本か小さな資本かということではなくて、
一株あたりにどれだけの儲けがあって、
どれだけの配当ができるか、
またそれが将来どう動くかということと関係があります。
ですから何十億株あるなんてことは頭からどけていただく方が
株を見るのに目がより正確になると思います。
始めは用心深くて少しずつ金を突っ込んでいくんでしょうが、
やっているうちにどちらが安全でどちらが不利かということが
自然に身につきますので、
利のある中国株の方にだんだんのめりこむというのは
ごく自然なことだと思います。