■QさんからのA(答え)
中国の経済が発展することと、
オリンピックや万博が控えていることは、
株式投資の大きな材料であることに間違いはありません。
でも、中国の不動産を
どういう会社が上手く運営しているかということになりますと、
話はまた別です。
中国が社会主義市場経済に乗り出してからまだ間もないので、
国営から民営に切りかわった企業の中には
お役人が商売をやっているというまどろっこしさが
まだ残っています。
あなたの持っている会社は
そういう部類に属する会社の一つと言ってよいでしょう
たとえば、いま中国で不動産に従事している上場会社で
一番たくさん仕事をやっているのは香港資本の不動産会社です。
そういう人たちも自由化が始まった頃から
大陸で不動産投資を始めたんですけど、
私と同じように散々な目にあっております。
香港で一頃19ドルもしていた会社の株が
2ドル3ドルまで買い叩かれるということが起っても、
それに耐えるだけの実力を持っておりましたので、
今日まで生きのびることができたのです。
それに比べると、お役人が経営している会社の株には
お近づきにならない方がいいですね。
同じ買うなら香港人によって運営されている
オリンピック銘柄の方が希望がもてます。
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