第1084回
■Aさん
からのQ(質問):墓参りと宗教

いつも楽しみに拝見しております。
今回Qさんにお聞きしたいのは、宗教のことです。
私は長男でありゆくゆくは先祖の墓、
仏壇を守っていかなければならない立場です。
ただ葬式仏教と巷間いわれるように、
今の日本の仏教が葬式、墓守りという点だけに特化し
堕落しているように感じているのも事実です。

Qさんは亡命という自己のアイデンティティーが
根底から脅かされるような体験をお持ちですが、
一般の日本人のように菩提寺にお墓まいりをしたり、
自分が死んだ後、子孫に自分のお墓に参って欲しいと
考えたりしますか?(私の両親はそうして欲しいそうです)

また仏教という点では先輩にあたる
中国の信仰の形は今どうなっているのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

あなたのいま質問してることは、
宗教のことというよりお墓のことだと思います。
お墓と言っても要するに、
オヤジオフクロの墓参りに行くかどうかということですから、
そんなに難しいことではありません。
人によっては死ぬ前から自分の墓を作って、
これなら安心して死ねるなんて言ったりしてますけど、
死んだ後にお参りに来るか来ないかというのは、
自分がやるわけじゃございません。
子供にお墓参りに来てもらいたいなら
自分でお墓を作るやつはバカと私は思っております。

お墓参りに来てもらいたかったら、
お参りに来る人に作ってもらったらいいんです。
そうすればお参りに来るのに便利な所を探しますから。
海が見える所がいいとか、山がいいとか言っておられません。
私の場合はお墓にするために
家族が買ってくれた墓地があるようですが、
まだ見に行ったことが1回もありません。

子供にお参りに来いなんて命令も出来るわけもないし、
生きてる間に
さんざん子供たちに親の権威を見せたあとですから、
あとはどうなるかわからないし、期待もしていません。
でも、あなたがそういうことを
親に説教するわけにもいきませんので、
ハイハイと言って聞いておくことにしたらどうですか。


←前回記事へ 2005年8月19日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ