第998回
■QJ1764さんからのＱ（質問）：中国人技術者を派遣

Ｑ先生こんにちわ。
現在「研修生」として日本に来る、
技術を持った中国人労働力について質問があります。
現在は日本に人材紹介会社のようなところがあって、
そこが仲介する例が多いようです。
日本の会社や同業者組合などに、
中国側の会社、或いは政府機関などが
直接「研修生」を派遣できないのでしょうか？

私はエンジニアとして中国赴任経験もあり中国語も出来ます。
また妻は中国人で日本語が堪能です。
受け入れの責任は日本の企業（組合）で負ってもらい、
その代わり低コストで来日手続きや
来日後の研修生に対するアフタ−ケアを行う事が
ビジネスにならないかと考えています。
法的に問題が無ければ検討してみたいのですが如何でしょうか？
教えてください。

■ＱさんからのＡ（答え）

今あなたがおっしゃっているような、
研修生の形での日本への労働力の提供というのは、
今後多くなることはあっても減ることはないと思います。
この仕事については、
中国ではそれぞれの土地の政府と関係のある機関が
人間の派遣をやっております。

ですから、その仕事をやろうと思えば、
そういうところとうまく渡りをつける、
というのでなければ実現できないんじゃないでしょうか。
今は研修生という名目で送り出していますけど、
もう既に日本の国では労働力の不足が起こっているんです。
みんなが贅沢になって、それじゃイヤと言って、
失業保険をもらう方にまわってしまうので、
失業者が多い中で人材不足ということが実際に起っています。

将来の仕事として目のつけどころは悪くありません。
但し、それを実現までこぎつけるのに、
色んな難しい条件がありますので、
一つ一つ解決していくだけの努力と根気が必要です。