第945回
SさんからのQ(質問):反日教育

江沢民時代での反日教育の影響は無視できないと思います。
南京周辺での投資は避け、古くからの関わりある地域とか
先生の指摘のあった貴陽、昆明などへの投資の方が
リスクが少ない感じがします。

反日教育の解消には10年から30年かかると思いますが、
地道な活動が日本人に求められ、
心有る中国人に理解されるようになるには、
かなり時間がかかる事ではないでしょうか。


■QさんからのA(答え)

靖国神社の問題からはじまって、
サッカーの日本チームに対するブーイングの話で
ショックを受ける人がかなり多いようですね。
こんな時に中国へ行ったらどんな目に合わされるかと思って、
実際行ってみたら、日本語のわかる人に話し掛けられたりして
その意外さにとてもびっくりしている人がおります。

もちろん、上にいる人が反日的な教育をした面もあると思いますけど、
その元はやはり日本人が帝国主義時代に
他所の国の土地を占領したことから起っているんですね。
いまはもうそんな時代ではないんです。
年寄りだけがいつまでもそんなことにこだわっているのです。

いまの若い人から見ると、
何で昔の人はあんなことをやったのかと思うでしょう。
私が子供の時は金持ちか貧乏かというのは
その国に資源があるかないかということで決まったんです。
日本は資源がなかったんです。
力で人のものを取ろうということをやって、
物の見事に失敗しました。
それがいつまでも後を引いているんです。
その時代の影響がなくなるのにはもう少し時間がかかります。
時間のかかることは、性急に解決できません。
辛抱も修行の一つです。


←前回記事へ 2005年4月1日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ