第918回
とらおさんからのQ(質問):もう一人欲しいのですが

今、第二子をもうけるべきか迷っています。
晩産で1児を授かりましたが
子供が成人するころには両親は退職の年齢です。
可愛い我が子をみるにつけもう一人とも思いますが、
住宅ローンもあり、妻は専業主婦で
再就職したとしても高い収入は望めそうにありません。

これからの時代、将来は海外の大学で学ぶかと考えると、
子供一人1000万円といわずもっとお金がかかる気もします。
子供はお金にかえがたい財産と思う反面、
子供に十分な教育を与えたかったら、
収入にみあった子供の数にとどめるべきなのかとも感じています。
先生はどう思われますか。


■QさんからのA(答え)

子供のことは大体、親の思う通りにならない
と考えた方があとで後悔しないですみます。
たとえば、息子は親の面倒は見ないものだ、
不良青年になることもありうる、と考えて
あまり子供に期待しないように自分に言い聞かせています。
ですから、それよりは少しはマシな子供に育った、
となれば嬉しくなります。

子供に大きく期待すると、失望するのが関の山です。
ですから子供に養ってもらうより
子供にタカられないで済んで良かった
と思った方がしあわせです。

子供が一人の方がいいか二人がいいか、というのは、
計画的にやられるよりも、しょうがない二人になっちゃった、
と考えたらよろしいじゃありません。
そんなに計画的に人生は生きられるものじゃありません。

貧乏だったら貧乏なりの生き方があるし、
金持ちなら金持ちであるためのデメリットも
結構たくさんございます。
また人生はお金だけで判断すべきものじゃないと思います。
そんなことよりもむしろ、子供との間が
うまく行くためにはどうしたらいいかに神経を使うべきです。


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