■QさんからのA(答え)
日本の教育の普及というのは、世界でも珍しいものでした。
他の国では、学校に行く年齢から働いたり、
かっぱらいの勉強をしたりしています。
そういうことに興味をもつならば、
日本にいて考えるより自分で見に行って下さい。
もっと貧しい国に比べれば
中国は田舎に行っても学校がありますし、
昔に比べて、今はほとんどの人が学校で勉強しております。
ただ、いまの中国では一人しか子供を生めないので、
二人目の子供で登録されていないのもたくさんあるとききます。
登録していない子供は学校が受け付けてくれないので、
所によっては学校にいけない人もあります。
しかし、日本が教育に力を入れて、経済も発展しましたから、
中国もその後を追いかけて
同じようなことが起ると考えてよろしいと思います。
私は将来のことを考えて、
中国人が日本語をどうやって覚えるか、
逆に日本人が中国語を覚えるか、
どちらも大切なことだと思っておりますので、
20年も前から、そういう教室を設けていました。
いま私が興味を持っているのは
経済が発展しはじめると、
例えばデザインが出来ているのと出来ていないのとでは
それによって生ずる付加価値がまるで違いますので、
その勉強を中国の人がやらなきゃいけないなあということで、
デザイン学校を上海で作りにかかっている所です。
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