第849回
離島のお百姓さんからのQ(質問):中国での地金の需要について

こんにちは。
毎日楽しく拝見しております。
中国株の情報はなかなか手に入りにくく、
貴重な情報源として利用させていただいております。

さて、質問させていただきます。
中国において所謂資源株の動きは大変活発で、
石炭、アルミ、石油、銅などといった
鉱物資源を採掘したりしている企業は
ここ1,2年で何倍もの株価になっております。
鉱物資源は中国の工業化に必要不可欠なものであり、
高度成長にともない需要が増えていくのは当然だと思います。
同じ鉱物である金、プラチナなどは如何なのでしょうか?

日本での地金相場は一時期の低迷を脱して
特にプラチナは3000円台に金も1600円台に戻ってきています。
中国において今後の金やプラチナといった鉱物の需要について
先生のご意見などお聞かせいただけたら幸いです。
よろしくお願いを申し上げます。


■QさんからのA(答え)

世界中で金に特に関心を持っているのは
ヨーロッパではフランス人、
アジアでは中国人ということになっております。
経済が発展するようになったら、
中国の金の輸入も増えていますし、
貴金属屋さんが店開きをすると結構多くの人が買いに来ます。

昔は通貨として使われましたので、
いまでもその時の印象を強く持っている人がいますが
実際に金を利用するには金歯をつくるか
ネックレスなどをつくるくらいしか役に立ちません。
基本的に鉄やアルミや石油石炭とは違うと思います。
誰でも、もし通貨がインフレによって紙になったら
何の値打ちもなくなってしまう。
その場合は金にかわるんじゃないかなあと思って
つい金を買いたくなります。
いま金が高くなったと言ったって、
戦後、5000円もしていた時に比べると
たったの3分の1なんです。
石油がこれだけ高くなっても金は上がらないんですから、
金というのは死蔵されることが多いようです。
したがって金なんか一オンスも持っていなくたって
生活にさしつかえはありません。

金だったら隠しておけば
税務署にわからないだとか言われていますが、
実際にお金を稼いでもらうということになると
金なんかやるよりは石油の株でも持っている方がマシでしょう。
配当金ももらった上に、値上がりもあるという方が
財産としては値打ちがあるでしょう。


←前回記事へ 2004年12月26日(日) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ