第746回
■po-chanさんからのQ(質問):リサイクル事業について

Q先生いつも欠かさず拝見させていただいてます。
早速ですが、この間テレビで中国のリサイクル業者
(鉄クズや配線やモーターのコイル、
 自動車のエンジンブロックを仕分けし、原料に戻す作業をしていた)
をとりあげていました。
その業者は、中国国内だけではなく
日本各地に資源ゴミを買い付けに来ては中国に送り込んでいるそうです。
山のような資源クズが
大量のアルミや銅、金のインゴットに変わっていくのは圧巻でした。

そこでこのように資源を再生する業種というのは、
巨大な人口を抱える中国では
かなり重要視されるんじゃないでしょうか?
資源には限りがあるのですから。
素人どまりの考えですが先生なりの見解をお願い致します。


■QさんからのA(答え)

どこの国でもリサイクルは大きな問題です。
ことに工業化が進めば進むほど、いらない物がでてくるわけですから、
古い自動車をどう処分するか、
古い家電製品をどう処分するかはみな大問題です。
当然中国も工業化の方向に動いてきましたので、
その処理をする商売は今後、益々増えると思います。

ただこういう仕事は、日本人が行ってやる仕事とは思いません。
日本人は新しい技術とお金を持ってやる仕事の方に
全神経を集中すべきです。
例えば日本の古新聞や古雑誌も
今は中国の製紙会社がそれを欲しがっていますから、
ドンドンと向うに送られております。
その商売だって日本国内の仕事は日本人がやれても、
中国の仕事までは手が及ばないと思います。
ですから中国で新しい仕事をやるのなら
別のことをお考えになった方がよろしいと思います。


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