■QさんからのA(答え)
A株とB株の価格差に注目しなさいと言っているのは、
その差だけで株を買いなさいと言ってるわけではありません。
一番大切なことは、そういうことと無関係に、
その会社がきちんと成長して、
お金をたくさん儲けてくれる会社になるかどうかということです。
それが第一で、中国は全体の経済が成長してますので、
その中でお金の儲かる商売と儲からない商売が、
だんだん大きく分かれてきています。
したがってどんな業績が出るかを中心として
株を買うのは当然のことです。
ただ、中国の場合は特殊事情として、
同じ一つの株であるにも関わらず、
2つの値段がついているということは明らかに矛盾です。
将来2つの株が一緒になるのなら、
安い株を買っておけば一緒になったときにその分だけ得をしますよ、
ということで証券会社の人たちが
「ディスカウント率」というのを表にして出しています。
同じ株なのに、A株が10円だったらB株は5円ということもあると、
その2つが一緒になるときには
5円の株が10円になる可能性がありますから、
そういうことも考慮にいれて下さいということです。
おっしゃるように私は、
別にB株の値段が安いからといって、
B株を買うということはありません。
よく成長する株で偶然にもその会社のA株とB株で差が大きければ、
これも買い根拠の一つになりますね、と言っているのです。
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