第662回
■やまーぽったーさんからのＱ（質問）：買収されないか心配です

毎日楽しみによまさせていただいてます。
早速、質問させてもらいます。
製薬関係に投資を考えているのですが、
海外の巨大な企業(ファイザーなど)に買収されないかと心配しています。
日本の大きな製薬会社でも
買収されるのではないかと懸念されていると聞きますので、
中国の小さな企業は、
より簡単に買収されてしまうのではないかと思うのです。

中国政府はそのようなことに対して
何か対策をたてているのでしょうか？
製薬に限らず多様な業種ではどうなのでしょうか？
先生のお考えを聞かせてください

■ＱさんからのＡ（答え）

どうして製薬会社が、
もっと大きな製薬会社に買収されることを心配なさるんでしょうか。
日本や世界の大きな製薬会社だって、
いくらでも他の製薬会社に買収されております。
買収されることによって生き残るということもあるわけです。
自分を守ることだけが、生き残る方法と考えるのは間違いで、
弱肉強食は世のならいです。
ポヤポヤしてるやつは吸収されるどころか、潰れるかどちらかです。

もし、中国の製薬会社の株を買っているという話なら、
中国の製薬会社に、タケダ製薬や三共製薬などの
日本の代表的な製薬会社に匹敵するものは、まだ一つもありません。
儲けもそんなにありません。

でもこれから中国が豊かになってくると、
簡単に死んだ人もみんな生きたいと思うようになるわけですから、
お金があれば、健康のためにお金を払う人が増えます。
薬が売れる時代に入るということです。
ですから今、
中国の小さいけども将来性のある製薬会社はどこかを研究して、
そういう会社の株をまだ安い時に買うことには賛成です。
その場合、会社が他の会社に買われてしまうことを
心配する必要はありません。
会社ごと買ってくれる所があれば、
その会社の株はもっと上がるでしょう。