第646回
■匿名希望さんからのQ(質問):中国のホテル業について

大変参考になる先生のお話、
いつもありがたく拝見させていただいています。
さて、中国国内の旅行ブームや
海外からの観光客の増加などを見ていますと、
ホテル事業が大変有望に思えてきます。

特に、上海B株上場の錦江国際酒店は
中国ホテル業のリーディングカンパニーであると私は見ています。
残念ながら日本の高度成長期のホテル業の推移は私は知りませんが、
先生は中国のホテル業やホテル株への投資はどうお考えですか?
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

ホテルと言うのは部屋の一日貸しをやっているわけですから、
部屋が埋まらないと儲けがすっとんでしまいます。
百貨店の商品はその日売れなくても
置いておけばまた買ってもらうことができますけど、
ホテルの部屋はその日が過ぎてしまうとパアになってしまいます。
そういう意味で、ホテルは効率の悪い仕事の典型ですね。

飛行機もそうですけど、
ホテルは人が来るシーズンはワーッと人が集まりますけど、
来ないときは誰も来ないという不安定な商売なんです。
だからホテルの株も飛行機会社の株も安いんです。

錦江国際酒店は観光銘柄を代表する会社の一つですけど、
利益が思うように上がらないために株価も安値に放置されております。
あなた自身が経営権を握りたいと言うのなら別ですけど、
値上がりを期待してホテルの株を買うのはどうでしょうかね。


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