第593回
■so-annさんからのQ(質問):グラフィックデザインの将来

Q先生、はじめまして。
毎日サイトを拝見させて頂いています。
大変勉強になり、朝一番の日々の活力とさせて頂いております。
私は地方で、印刷物やウェブなどのデザインを
個人で仕事にしている者です。
ここ数年、印刷の仕事は減り、
ホームページのデザイン管理なども
セキュリティやサーバ管理の問題もあり個人では難しくなっております。
グラフィックデザイン、またはウェブデザインなどの将来について
Q先生はどのようなご意見をお持ちでしょうか。
お考えをお聞かせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

デザインという仕事は
いろんな商品の付加価値をつける手助けをする役割です。
ですから経済が発展して新しい商品が出てくるプロセスで
グラフィックでもファッションでもインテリアでも
みんなデザイナーが大きな役割を果たしております。

しかし、その作り出した付加価値の内、
デザイナーが実際にもらえるものはそんなにたくさんはございません。
それでも経済が発展している時はやる仕事がたくさんありましたので、
結構多くの人がその分野に走りました。
反対に経済が足踏みを始めるようになりますと、
そうした仕事はどちらかというと減る方向になります。
したがっていまの日本のような国では
デザイナーはなかなか難しい所に置かれております。

そういう仕事でメシを食いたいということになりますと、
やはり経済の発展する地域に行くのがいいと思うんです。
私はもしインテリアデザイン、グラフィックデザイン、
それからファッションデザインというのをやるなら
いまは中国がいいなと思っています。
現にいま中国の人にデザインを教える学校を作ろうと
計画している所です。

あなたの場合もデザインに興味をお持ちでしたら、
中国では上海が一番先端を行っていますから、
時間を作って上海に行って、研究してみる必要があると思います。
言葉の障害など色々ありますけど、
そのへんのところはご自分で
乗り越えていかなくてはいけないでしょうが。


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