|
■ＱさんからのＡ（答え）
2010年からの株価がどうなるかと私にお聞きになっていますが、
その頃は私は多分生きてないと思います。
そんな先のことよりも、来年はどうなるか、
再来年はどうなるかということをどうして考えないのですか。
それを一つ一つ、繋いでいったら2010年が来るということですから
そこに辿り着くまでを間違えないことが大切です。
中国では、2008年にオリンピックがあり、
また2010年には上海の博覧会があって、
そういうものが目標になって色々開発が行われたりします。
人々は結構忙しく立ち廻っていることでしょう。
それから先どうなるかというのは、
その時になってみないとわからない事です。
今から７、８年の間に中国の経済が
どのくらい変化するかということだって、
実際になってみないとわからないことです。
今わかることは、もしこの調子で経済が発展していったら、
中国人の所得が今の３倍くらいになるだろうということです。
そうするとそれが大きな購買力になりますから、
中国は消費市場として大きなものになることが考えられます。
日本人は中国のことを物を作る所ととらえていますが、
ヨーロッパの人は中国を大きな消費市場という考え方で見ています。
その辺が日本の人と、欧米人の受けとめ方の違いみたいなものでしょう。
今中国に行って工場をやっている人たちだって、
おそらくもうしばらくしたら、
中国の市場で勝負をするということに変わる筈です。
日本人は中国人に比べたら商売が上手な方とは言えませんので
いまのうちに若い人たちが中国に行って、
中国の若い人たちの間に入って
中国人に負けないだけの商才を身につける必要があります。
準備は必要ですが、あんまり先を追わないで下さい。
|
