| ■QさんからのA(答え)  永漢国際書局というのは今から20年程前に私が日本の書籍販売会社に頼まれて、
 台湾の政府と掛け合って台北に作ったものであります。
 作った理由は、経済が発展するときに文化と経済は車の両輪で、
 ものの考え方が経営などに影響しますから、
 そういう本を読む必要があるのですが、
 当時は中国語で書かれたそういう本がほとんどありませんでした。
 台湾の人は日本語がわかる人が多かったので、
 台湾の発展のために必要だからと言って作ったものです。
 今は10軒ぐらいになりましたけど、うちの10倍も支店を持っている大きな本屋さんが
 次々とできております。
 しかし、本屋はマージンが少ない商売ですからほとんど儲かりません。
 みんなの役に立って、
 赤字にならなければよろしいと思ってやってきましたが
 いまは中国語の本が増えましたので、
 60%が中国語の本、40%が日本語の本が並んでいます。
 あまり特徴のある本屋ではございませんが台湾の日本語の本の半分くらいは消化しているので、
 日本語の本が読みたい人が集まる場所になっております。
 台湾関係の日本語の本を手に入れたいなら別ですが
 わざわざおいでになるほどの店ではありません。
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