■QさんからのA(答え)
私は中国株を買うとしたら、
どういうことに気をつけなきゃいけないかということについて
3つのことを挙げています。
ひとつはあまり遠くない将来に
中国の為替制度が自由化されることになったら、
中国人が人民元をいくらでも外貨に替えることが
できるようになりますから、A株B株というのがなくなります。
なくならなくとも同じ値段になってしまいますから、
A株とB株の格差がどのくらいあるかということを
頭に入れてくださいということ。
二つ目は株を買うと配当があります。
その配当金が3%から多いもので5%、6%もある銘柄があります。
それは定期預金を日本でやっているのにくらべたら
はるかに利回りがいいわけですから、
仮に株価が上がらなくてもそれだけの収入があれば
我慢ができますから、あせらずに待てます。
それから三つ目は、同じ株を選ぶにしても
成長する会社の株がいいということです。
成長する株を数字で見ておりますと、
1年間に30%ぐらい売り上げも利益も増える会社が
外国人が買える株のなかに20銘柄ぐらいはあると思います。
その中から選びなさいということです。
それが知りたければ私に聞くのではなくて、
中経出版の「中国企業情報」という本を見ると、
大体いま私が言ったことがわかるだけの資料がございます。
あとは運を天に任せるよりほかありません。
それでもまだ心配だったら株はやらない方がいいと思います。
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