■QさんからのA(答え)
中国関連の株を20銘柄以上もお持ちになっているわけですから、
私が改めてクドクド説明する必要はないんじゃないかと思います。
ご自分で研究されて
これはいいと思うのをお買いになればよろしいのです。
その場合にB株がいいのか、H株がいいのか、
レッドチップがいいのかということも
数字をご覧になって株価の動きを見ておれば、
自然にお解りになると思います。
おっしゃるようにB株の中には、
配当もしていない会社がたくさんあります。
私が見ていても、例えば上海株の中には、
まあこれならいいんじゃないかなという株は
2つ、3つくらいしかありません。
それに比べると香港のH株の中に、
有望な株はその3倍も4倍もあるように思います。
その中からご自分で探されるのが一番よろしいわけで、
おっしゃっている中国万科や、上海フレンドシップというのは
いずれもいい会社ですけど、いい会社というのは
もともと株価が高いわけですから、
そこからなかなか上がらないんですね。
ですから長期投資以外に儲けが出ることは少ないと思います。
20銘柄以上もの株を買っているということは、
自分で投資信託をやっているようなものです。
投資信託に組み込んだ株が全部上がるということは
ありえるわけがありません。
平均して損をしなければいいというやり方だと思います。
もし、上がる株だけ買うということになったら
20銘柄でなくて、3銘柄か5銘柄ぐらいにすべきです。
その場合だって上がるのと上がらないのとあるわけですから、
極端に言えば1銘柄だけでやるというのが、
上がり下がりで勝負をするということです。
でも、安全性ということを考えてやるんだったら、
いまおやりのようなやり方もそのひとつです。
一番安心のできる方法はすぐに上がらなくても
ちゃんと配当ももらえれば
日本の定期預金でタダみたいな利息をもらうよりは
ずっといいわけですから、
配当をもらいながら
高度成長の中で値上りしそうな有望株を
じっと持っているのが一番いいんじゃないかと思います。
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