第183回
■迷えるひつじさんからのQ(質問):中国の名経営者は?

邱先生いつもご指導有難うございます。

すべては人、人、人の質にあると、先人は教えておりますが、
戦後日本の発展して来た超優良企業は皆、
名経営者によって生れて来たと思います。
中国の企業で先生は、この企業の経営者はと思われる
頭のいい経営者はどのような人でしようか?

いろいろな方とお会いになられていらつしゃる
邱先生のお知恵をよろしくお願いします。

判断は私の自己責任で致しますのでよろしくお願いいたします。
文章の句読点および間違いはお許しください。


■QさんからのA(答え)

「企業は人なり」と言いますから、
当然どんな人がその会社を経営しているかということが、
その会社の将来に大きく影響を与えます。
私が株の話を書きはじめた頃も、
これはと目を付けた会社があったら
必ず自分で出かけていきまして、
その社長さんに会ったものです。

中国の場合ではこれまではほとんどが国営でしたから、
経営者は国に雇われたお役人さんみたいなものです。
そういう人たちの人事権は政府が握っていますから、
その人が本当にできる人なのかどうかは
すぐにはわかりません。
でもいまはどんどん民営化が進んでおりますから、
もうしばらくすると一般の人たちの中から
大きな会社を立派に経営していける人が出てくると思います。

今の中国の新進の会社の経営者は
40代ぐらいが一番多いんです。
老齢化社会の日本とは違って
向こうはまだ始まったばかりですから
万の人間を雇うような会社でも、
経営者は30代、40代というのは珍しくありません。
その中からどんな人が出てくるかというのは
これからの楽しみです。

具体的にどなたかという話はできませんけど、
会社の実績を見ていると、
この会社はもしかしたら
なかなか腕のいい経営者によって
運営されているのではないかということがわかります。
いまの所はそうした視点から見るのがやっとです。


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