■QさんからのA(答え)
「企業は人なり」と言いますから、
当然どんな人がその会社を経営しているかということが、
その会社の将来に大きく影響を与えます。
私が株の話を書きはじめた頃も、
これはと目を付けた会社があったら
必ず自分で出かけていきまして、
その社長さんに会ったものです。
中国の場合ではこれまではほとんどが国営でしたから、
経営者は国に雇われたお役人さんみたいなものです。
そういう人たちの人事権は政府が握っていますから、
その人が本当にできる人なのかどうかは
すぐにはわかりません。
でもいまはどんどん民営化が進んでおりますから、
もうしばらくすると一般の人たちの中から
大きな会社を立派に経営していける人が出てくると思います。
今の中国の新進の会社の経営者は
40代ぐらいが一番多いんです。
老齢化社会の日本とは違って
向こうはまだ始まったばかりですから
万の人間を雇うような会社でも、
経営者は30代、40代というのは珍しくありません。
その中からどんな人が出てくるかというのは
これからの楽しみです。
具体的にどなたかという話はできませんけど、
会社の実績を見ていると、
この会社はもしかしたら
なかなか腕のいい経営者によって
運営されているのではないかということがわかります。
いまの所はそうした視点から見るのがやっとです。
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