■QさんからのA(答え)
今私は中国の経済が発展するから、
そこに目を向けろとみなさんにアドバイスしていますし
私自身も10年ぐらい前からそのことに気がついて、
気がついたら実行しないと気が済まない性質なものですから
その通りにやってまいりました。
ですから今のところは目が中国へ向いておりまして、
他のところが少々お留守になっておりますけど、
それでも時々思い出して、ヨーロッパやアメリカ、
東南アジアにも行っております。
つい去年の10月もヨーロッパに行ってきたばかりです。
景気が悪くなったのはヨーロッパの方が日本より先ですから、
ヨーロッパで起きたことが
日本で起こるのではないかと思って行ってきました。
その視点で改めてヨーロッパを見ると、
ヨーロッパには安売りをするところは
スーパーやディスカウントストア以外にはないんですね。
みんなで安売り競争はしていません。
どうしてかというと、安売り競争をしますと
一品あたりの儲けが減る上に、
はじめは良かった売上も、みんながやれば下がってしまいます。
結局自分で自分の座っている椅子の足を
削っているようなものですから、
だんだん自分が沈んでいってしまうんです。
ですからヨーロッパではそういった店は淘汰されて、
安売りをしなくてもわずかなお客さんで商売が成り立つのなら
それでいいじゃないかというやり方に変わったのだと思います。
いま日本も安売りが一段落したところで、
安売り店が姿を消して、
デパートのように安売りをしないところはあまり人が入っていません。
デフレはまだまだ続きますから、
これからこの状況にどう対処していくのかを
考える時代に入ると思います。
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