第140回
■利光 義行さんからのQ(質問):就職支援会社の今後は?

はじめまして。私は、利光義行と申します。いつも、このホームページで、貴重な情報を拝見させていただいております。

さて、質問です。ある大学で、就職支援会社の立ち上げをしたいので企画書を書いてくれないかと頼まれました。対象は、企業をリストラされたか、失業した人と新卒が主力です。

この事業の見込みと儲かる事業であるのか、Q先生の御意見を聞かせていただければと思います。以下は、調査した結果です。

1.5年後の市場規模が、250億円。

2.現在50社位の会社がある。

3.主要業務は、職務経歴書等の応募書類の書き方、面接、自己分析の仕方等の指導。各企業人事部とのパイプ作り。人材情報の取得と提供。

4.企業からは、たとえばリストラ人員1人につき百万円を支払うこと。

5.就職が決まった時には、就職成功者1人につき最大年収分の手数料が入ること。

実際私も現場の情報を持たないので、芯のある企画書は、書けないとは思っているのですが、動くにしても場所とお金と設備が必要です。それを大学に用意してもらう事が無いとこの企画が成立しないと考えています。書いていて少し、虫がいいかなと思うのですが、こうでないと乗れない話しでテーマあると思っています。


■QさんからのA(答え)

人材派遣業は将来性のある事業の一つであることに間違いありませんが、大へん難しい仕事の一つです。

人の紹介をして、一人につき、いくらもらえるなんて数字をあげておられますが、とてもそんなわけには行きません。私は無料で若い人たちの職を紹介してあげておりますが、それでも山のような問題にぶつかります。

この分野の仕事としては多国籍にまたがるとか、専門職を探がすとか、ブルーカラーだけにしぼるとか、特長がなければ成り立たないと思います。

もう一つ、採算にのるまでにとても時間がかかります。


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