第68回
■H.NさんからのQ(質問)

Qさんはじめまして。
40代半ばの主婦です。住宅ローンの返済についてお伺いしたいのです。
今まで25年のローンを組みコツコツと返済してきまして、
今、残り6年になりました。
一度、利率変更の借り換えをしました。
一番高い時に家を買いました。
主人は、定年が早く、定年後2年ローンが残ります。
ですので、期間短縮の繰上げ返済をしてしまおうか、
または、多少ともの退職金で振り当てようか思案しております。
今、ここまで返済してきて期間短縮の繰上げ返済することに
デメリットを教えて頂けると幸いです。
どうか、よきアドバイスを願い致します。


■QさんからのA(答え)

住宅ローンの25年というのは一番長い方で、
金利ばかり払って元金の方はなかなか減らないといううらみがあります。
でも時間が経つといつかは25年も終わりが来るんですね。
あなたの場合はあと6年ということになっておりますから、
元金だってうんと少なくなっていると思います。
そのお金をそのまま払い続けるか、
それとも一ぺんに払ってしまうかは、
自分の考え方次第だと私は思います。
今のような時代は、もしお金の余裕があるんだったら、
銀行に預けていたってしょうがないんですから、
6年分ぐらい一ぺんに払ってしまってもいいと思います。
会社の場合なら、利息は経費で落ちますから、
別にいいじゃないかと言って延ばすんですけども、
個人の場合は、自分の所得の中から払っているわけですから、
バカらしいと言えばバカらしいことです。
借金がないというのは気持ちのいいもので、
恐らく20年近くも味わったことのない解放感を味わえることになるでしょう。
生活に大して支障をきたすことがなければ、
一ぺん身軽になってみるのはいかがでしょうか。


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