第29回
■ マツオカさんからのQ(質問)

今、先生の『株のエッセンス』を、読み返しています。

先生のおかげで、以前、新日鉄の株で、200万円、
上海B株で、1000万円儲けさせていただきました。

9月15日の日本経済新聞に、次世代メモリーの記事がでていました。
以前より先生は、次は「半導体の時代」と言っておられました。

現在、半導体の株は、下げに下げています。
記事によると、DRAMの代替品として、MRAMの、開発を始めたとのことです。
こういう時に、半導体の株(NEC)を仕入れるのが、得策だと思いますが、
先生のご指導をお願いします。

また、中国企業についての、「会社拝見」の連載をしていただけたら、
たいへんうれしいのですが……。


■ QさんからのA(答え)

『株のエッセンス』をお読みいただいているそうですけど、
普通、株のことを書いた本は時間がたつとすぐ古くなってしまうんですね。
私も『株のエッセンス』に何を書いたかもう覚えておりませんけど、
その頃としてはその考え方が通用したんじゃないかと思うんです。

新日鉄で儲けられた、上海B株で儲けられたという話を聞くと、
私も少しは胸をなでおろします。
今はそういう意味では株の難しい時で、
ことに半導体は、技術革新が、今後もあることはあるんですけど、
ほぼ天井を打つところまで来たというのが
半導体関係の株がNASDAQの株をはじめとして、
一せいに値下がりする原因になっていると思います。

しかし、これで半導体が終わりになったわけではございません。
一応頭は打つけど、
まだこれが世界中に普及するという部分も残っております。
ことに中国のような人口の多いところ、
インドとかロシアとかというところにも普及していくわけですから、
その中から当然もう一ぺん息を吹き返すことは考えられます。
ただその中にあって、日本の半導体関係の会社のどれが一番うまくやるか
ということになりますと、なかなか難しいところですね。
日進月歩ですから、そのようなところはひとつよく気を付けて、
「もうダメだ」といったところからはじまるのが株式投資だと
お考えいただければよろしいんじゃないでしょうか。


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