“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第588回
超美食会はスタートから絶賛の嵐

工藤店長、五十嵐料理長の用意したお品書きは以下だった。

前菜   公魚の紅芋酢南蛮漬
      長島農園の里芋酒盗ソースかけ
      岩手県産の牡蠣とアロエベラの酢立
      長島農園の蕪の鮟肝味噌かけ
      長島農園の白菜のお浸し
      帆立のいくら正油和え
刺身   氷見産の鰤の焼き霜造り
      銚子産の金目鯛の昆布〆
      岩手産の〆鯖
焼肴   広島産の牡蠣と木の実の朴葉焼き
      氷見産の鰤の豆腐けんちん焼き
肉料理 茨城かくま牧場の豚肩ロース扶葉鶴の酒粕漬け
揚物   井のなかコロッケ(蕎麦)
鍋    茨城かくま牧場の豚しゃぶ鍋 かたくち鰯魚醤仕立て
      自家製塩ポン酢
      野菜(白菜、春菊、葱、他)

まずは、前菜と刺身からスタート。
人数が集まるまでは生ビールでくつろいでいただいたが、
料理と同時に日本酒に切り替える。
銘柄は、竹鶴がいろいろ、
神亀、秋鹿、扶桑鶴、鷹長・風の森、初駒などで、
無濾過純米生原酒が多数をしめる。

いずれの料理も、
工藤さんたちが前日から徹夜で準備したというだけあって、
気合を感じられる旨さ。
決して奇をてらっているわけではないが、
お酒に合わせて旨みを引き出すための一工夫がされている。
里芋の酒盗ソースかけが組み合わせが素晴らしかった。
酒盗のダイナミックな熟成味が
里芋のしっとりとした味わいによく調和している。
牡蠣とアロエの組み合わせも面白い。
牡蠣のペロンとした食感に、ぷるんとしたアロエが加わり、
牡蠣の独特のコクをアロエの爽やかさが受け止める。
蕪に鮟肝というのも、なかなかのアイディア。
蕪のあっさりとした上品な甘みが、
野趣あふれる鮟肝に刺激されて、口のなかに広がってくる。

一同絶賛のうちに宴はスタートした。
そして、さらに盛り上がっていく。


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2006年11月29日(水)

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