|  第404回今年は農業を拡大予定
 昨年の蕎麦栽培のうち、特に栃木県馬頭で農家とコラボレーションをして育てた蕎麦は、
 紹介したようにとても旨かった。
 畝幅を広く取りすぎたために
 雑草が自由に生えてしまったのだが、
 刈取はとても大変だった。
 なにしろ、雑草のなかに蕎麦が生えているのだから、雑草を掻き分けて蕎麦を探して、鎌を入れなければならない。
 通常の2倍以上の時間と労働力を費やすことになってしまった。
 で、今年は、野生味はいくらかあきらめて、
 雑草対策をする予定だ。
 まずは、畝幅をもとの60cmに戻すこと。
 そして、土寄せを二度行おうと考えている。
 土寄せというのは、蕎麦の芽がでてきてから、
 土をその根に寄せて、
 蕎麦が倒伏しにくくなるようにすることと、
 雑草の駆除を兼ねている。
 一度行うことが普通だが、
 今年は二度やってみようということになっている。
 また、もう一つの栃木県芳賀町で20名弱で栽培している蕎麦については、
 春のうちに雑草に覆われてしまって、
 その後の雑草の駆除がとても大変な思いをした。
 こちらは、まだ早春の雑草の根が弱いうちに、
 野菜を育てて雑草駆除と兼ねる予定だ。
 具体的にはジャガイモを植える予定。
 近々、作業が開始される。
 馬頭では、農家の方と協力をして、椎茸の原木栽培も行う予定だ。
 最近の椎茸は、菌床栽培といって、
 オガクズに栄養素を満たしてそこに椎茸の菌を植える
 大量生産方式をとることが多くなっている。
 原木栽培は手はかかるが、立派で本当に旨い椎茸ができる。
 馬頭はもともと椎茸の原木栽培が盛んであったのが、
 最近は菌床栽培の安い椎茸に押されて、
 ほとんどの農家が原木栽培をやめている。
 もったいないと以前から思っていて、
 今年の春からぜひ椎茸栽培をやりたいと、
 蕎麦の栽培を一緒にしている農家の方にお願いしたところ、
 快く引き受けていただいた。
 原木はすでに、雑木林から切り取っておいてもらっている。
 あとは、日程を調整して菌種を植える作業を一緒に行う予定。
 ただし、食べられるのは来年の春以降だ。
 椎茸を育てるのは初めてで、とても楽しみだ。この経過は、またコラムで紹介したい。
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