第174回
豪華な花見の宴
今年は、花見の宴会は3度だけと少なかった。
あといくつか誘われていたが、
日本酒の単行本の原稿締め切りが迫っていて、
他にも大学の受託研究の報告書作成など重なり、
とても花見でうかれている暇がとれなかった。
日本酒の本はやっと一部を除いて脱稿し、
6月に発刊されることになった。
業界常識を覆す内容を紹介しているので、反響が楽しみだ。
さて、そんななかで、
先日は洗足池のほとりで豪華な花見の宴会を催した。
これは、私の主催する美食のメイリングリストのイベントで
毎年恒例になっている。
このメイリングリストのメンバーでもある、
池袋「坐唯杏」から、
豪華な花見弁当、尾頭付き鯛の活け造り、
鰹の叩きが届けられる。
坐唯杏のオーナーの武内さんは
もともと土佐料理店で修行したので、
鯛、鰹は大皿の皿鉢(さわち)料理として
豪華に盛り付けてある。
花見弁当の中身は次のようにとても豪華。
これに皿鉢の鯛、鰹がどんと真ん中に添えられて、
周りの花見客からは羨望の眼差しが感じられる。
御献立
・口取り |
独活皮金平、蒲鉾、海老甘酢、
磯辺玉子、稚鮎南蛮漬、
白ばい旨煮、蒟蒻辛煮、
クリームチーズ粕漬、鶏鍬焼
蜆・芹白和え
焼肴 サーモン木の芽焼、炙り唐墨、
蕗味噌、穴子・独活八幡巻、 |
・煮物 |
蛸柔煮、里芋土佐煮、筍土佐煮
新ジャガスープ煮、蕗、小巻昆布
若布、鶏・筍ひろうす、 |
菜花昆布押し、木の芽 |
・揚物 |
蕗の薹、海苔、蓮根 |
・天麩羅 |
山独活、タラの芽、レモン |
・飯 |
蚕豆御飯、俵結、鯖小袖寿司
香の物、胡瓜狩場漬、小蕪塩漬 |
これに、各自が自慢の酒肴、酒などを持ち寄って、
花吹雪のなかをとても充実した美味しい花見ができた。
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