第150回
米国首都の美味
ワシントンDCはアメリカの首都だけあって、
洗練したレストランが多いが、
そのなかにあって、出張のときに必ず行きたい店は
Kinkead’sというシーフードレストランだ。
こちらは、夜の予約はかなり混んでいて、
相当前からたのまないとなかなかとれない。
2000年に行ったときには、
ランチの時間にふらっといったら入ることができた。
カップスープはシーフードチャウダーを注文。
こちらは、さっぱりとした味わいが
アメリカ的ではない繊細さを持っていて旨い。
メインは3名でロブスターサラダをシェア。
ロブスターの身を細かく刻んでアボガトに乗っている。
アンディーブ、巨大胡瓜、コリアンダーの香りが
なかなか絶妙のハーモニーをロブスターと奏でていて美味。
そして、その日の夜はこれまたワシントンDCでは
毎日でも行きたい店の一つのブリックスケラーへ行く。
世界各地のビールを飲める老舗ビアレストランとして、
ビール好きには有名な店だ。
こちらは、ベルギービール200種を含めて、
アメリカの地ビール、輸入ビール合わせて
1000種類くらいの銘柄を備えている。
それらの銘柄の名前が
メニューの小冊子に密度高く記載されているのは圧巻。
そのときは、ベルギービールのDuvel,
Westmalle Trapist Tripple,
Liefmans Frambozen をまず楽しむ。
ソーセージや肉料理などなかなか旨い。
その後で熟成したビールをメニューで発見。
ヴィンテージビールの Thomas Hardy’s Ale 1989 を注文。
このビールは日本酒の古酒と同様に
アーモンドを焦がしたような香りがとても快適であった。
ビールの熟成した味わいを十分堪能した。
ワシントンDCを訪問したときには、
上記の二つの店と、もう一つ、
アレキサンドリアにあるフォーク・ブルーグラスの
ライブレストランであるBirchmereに行くのが楽しみである。
このBirchmereは本場の音楽を楽しめる他に、
ハンバーガーなどの料理も美味しい。
アメリカでも首都には美味しい店が結構ある。
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