第172回
スキップにトライ

誰もが持っている体力。
扱いかたはその人の意識の持ちようで十人十色です。
運動選手時代にピークを迎え
その後は急降下の一途をたどる人もいれば、
子ども時代はからだが弱くてまったく運動しておらず、
人一倍“健康”に気遣いをしてきた人は
こつこつと細く長く運動に取り組んだりします。

昔の経験にあまりしがみついていると
それが過信につながって
たちまち生活習慣にやられてしまう可能性があります。
学校によっては体育教師の集まる教官室で
やれ糖尿病だ、やれ肝硬変だのオンパレードで
授業中に使う笛がお腹の上に
しっかりとのっかってしまう先生がいるとか。
おそらく昔はスポーツ青年でハツラツだったのでしょうが
これではトホホ状態ですね。
好きなスポーツをみつけて取り組む事が
もちろん一番素敵なことですが
「やってみたいけど、何から手をつけて良いかわからない」
という人は、こんな基本があることを知っておくと便利です。

1.有酸素運動
2.レジスタンストレーニング(筋刺激運動)
3.ストレッチ
4.動きづくり
5.正しい姿勢の保持

この5つはからだのもつ特性をまんべんなく刺激して
バンランスのいいからだづくりを目指すものです。
それぞれの具体的な種目についてはここでは述べませんが、
この中で今日、一番注目していただきたいのが
4の動きづくり。

どんなものでこの動きづくりの自分の現状を知ったり
高めていったりすればよいかという点ですが
ここで登場するのが“スキップ”。
統計をとると50歳以上の特に男性は
このスキップができない、という結果が報告されています。
普通のスキップからツーステップ、
これらを後ろ向きで、あるいは横向きで
・・・など方法はいろいろ。
からだの神経をまんべんなく使ってあげる事は
すべてのバランスにつながっていきます。
調整力の高いからだをいつまでも!

明日はムリ、ムラ、ムダについて。
これらが自分のからだを知るきっかけに。


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