第43回
「基礎十式」
今まで導引及び
太極導引に関する紹介をしました。
これから何回かに分けて
現在の太極導引教室で練習している
「基礎十式」を紹介し、
簡単な練習から太極導引の練習要素となる
「意識・呼吸・肢体運動」を体験してみましょう。
太極導引基礎十式の練習については、
広い練習場所があまり必要ではなく、
自分の両腕を左右伸ばした長さを直径とする
円の範囲で十分であります。
服装はトレーナーとかパジャマなど
柔らかい服が必須であります。
冬の寒い時期に体が冷えないように
注意することは大事です。
太極導引・基礎十式
準備:
【意識】導引の練習状態に入るため、
精神と体の両面を段々に弛めて集中する。
【呼吸】鼻で逆腹式呼吸法を行う。
呼吸は徐々に「深、長、細、堰vの状態に入る。
息を吸う時、お腹は奥に凹むように動かす。
息を吐く時、お腹は膨らむように弛める。
【姿勢】両足を肩の幅ぐらいに開く。
膝と股関節をやや曲げて、
お尻を後ろに突き出さないようにする。
背骨を真っ直ぐにして立つ。
首と頭は、イメージして上へ浮かんで伸ばす。
腕は体の両側に垂らし、
両肩から指先まで全体的に力を抜いて弛める。
肘はやや曲げ、脇下を少々開く。
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