| 第184回B株ランク1:佛山電器照明が配当利回りトップ
 B株110銘柄において、AからEまでの五段階評価の
 A評価とB評価の25銘柄で、
 配当利回りが高いものについて、
 高い順トップ5は以下の通りになります。
 1.佛山電器照明(ブッサンショウメイ、200541) - 5.34%2.深セン南山熱電(ナンシャンデンリョク、200037) - 5.20%
 3.広東電力発展(カントンデンリョク、200539) - 4.68%
 4.重慶長安汽車(チョウアンキシャ、200625) - 4.57%
 5.浙江東南発電(トウナンハツデン、900949) - 4.45%
 対象のB株110銘柄で、配当(2003年本決算配当、以下同)を実施したのは
 全体の42.73%に相当する47銘柄。
 この47銘柄の平均配当利回りは2.73%でした。
 このうち、A評価とB評価の合計25銘柄の平均配当利回りは2.88%です。
 これら平均と比べると、やはりトップ5は
 かなり高い水準であることがわかります。
 やはり電力が目立ちます。電力については、以前お話したとおり、
 日本における中国株投資の基本セクターの一つです。
 現在は、石炭価格の上昇などもあって、
 なかなか利益確保が難しくなってきている
 なども伝えられていますが、それでも、
 株主へのしっかりとした利益還元を
 行なっていることは、
 経営の健全性や安定性を見て取れます。
 ところで、第1位の佛山電器照明ですが、B株の有力企業である
 万科企業(バンカキギョウ、200002)や
 広東電力発展などと比べて知名度が落ちるようです。
 実は、知る人ぞ知る、B株の優良企業で、
 高配当銘柄でもあります。
 佛山電器照明は、国内外で「中国灯王」とも呼ばれ、中国の照明器具業界をリードする存在です。
 各種照明とその周辺器具を主要製品とし、
 その生産と販売を本業としていますが、
 その40%から50%は輸出向けといわれています。
 国内向け商品もすでに中国全土の
 大都市圏で普及しており、
 電球の生産量は全国第2位。
 省エネタイプの電球などで注目されています。
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